見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~

今は物理の勉強。

どうがんばっても理解できなかった個所をやっと克服できて、多希は感無量とばかりに両腕でガッツポーズをした。

「別に上手くなんかないよ。高校の先生に教えてもらったことを、まんま伝えただけだよ」

「高校の時に教わったことをちゃんと覚えてるからすげーんだよ。俺なんかきっと、受験終わったらキレ―さっぱり忘れちまうだろうな。『あーやっと解放された!すぽーん!』ってなカンジに」

「ぷっ」

思わず吹き出してしまう。