見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~

逃げるなんて、サイアク。

多希はあんなに真っ直ぐに想いを伝えてくれたのに、私は逃げてしまうなんて―――どうしようもなく最低。




無我夢中で走って家に逃げ帰ると、兄貴やお客さんの「おかえり」にも答えず二階の部屋にこもった。



気づけば、頬は涙で濡れそぼっていた。