見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~

身体中が沸騰しそう。




多希から目をそらせない。

賑わいも雑踏も、なんにも聞こえてこない。

多希の声だけが、リピートしている。




まっすぐに私を射抜く多希の目。



不意に思った。



きれいな目。



偽りのない、澄みきった目。




けれども、そう思った瞬間胸によぎったのは、怯えの感情。