私の兄は正義のヒーロー

そのときの彼が、そう。

石田圭太(いしだ けいた)。

真斗の実の弟だった。

見た時からそんな雰囲気はしていた。

顔はパーツごとに見るとそっくりだし、
普通にしているときの真斗の声ともそっくりだった。

それに理事長は今も変わっていない。

息子を自分の大学に入れるのは当たり前だろう。

私に声をかけたのも真斗から聞いたからだそうだ。

真斗とは連絡をとっていたし、弟がいてしかも私と同い年となると言わないわけはないだろう。

圭太も最初は乗り気じゃなかった。

でも、石田家の権力を使い見事にサークルを設立させてくれた。

もちろん圭太も入った。