私の兄は正義のヒーロー

2人がリビングのソファにどかっと座るのを確認して、私は2人に麦茶を出した。

しかし、2人とも手をつけようとはしなかった。

そして、話し始めた。

私はいないほうがいいのかな?と思ったが、こういうのは気になってしまうタイプなので、隣にあるカーペットの上で漫画を読んだ。

「律汰、実はな…」

「はい」

「仮面キングの正体がバレかけてるんだよ」

きましたー!仮面キング!!