「・・・・・・・・・・・・・・・『だけは』って」
嬉しかったくせに突っかかると
「細かい事にこだわってないで、さっさと練習に行きな。 本番、律がカッコイイプレーしたら、写真撮ってお姉ちゃんに送ってあげるからね」
優衣が、今度はオレの背中を押して、教室から出て行くように促した。
「ハイハイ」
どうせオレと一緒にグラウンドへ行きたくないだろう優衣を置いて教室を出た。
・・・・・・・・・・・・・・・・オレのカッコイイプレーを優奈さんに。
・・・・・・・・・・・・・・・・見せたいとも見て欲しいとも、考えもしなかった。
ただ、優衣の応援が晃に向くのが、切なかった。



