「・・・・・・・・・・・・・・え。 い、いいよ。 自分で食べるよぅ」
急に顔を赤らめて俯く優衣。
「ちょっと、何なのよアンタ。 何思春期撒き散らしてんのよ。 見せられるこっちが恥ずかしいわ。 だったら、初めから自分で食べればいいじゃないのよ。 幼稚園児じゃないんだから」
優衣のお母さんが、困った顔をしながら笑った。
「オレじゃ、やっぱ嫌なんでしょうね。 お母さんに甘えたいんでしょうね、優衣は」
晃も苦笑いを浮かべていて。
「違う違う。 晃くんが嫌とかじゃなくて、ただ単に猛烈に照れてるだけよ、優衣は。 結構ムッツリなのよねー。 意識しすぎ」
「おばさん、言いすぎ」
終いには、優衣をバカにしながら、優衣のお母さんと晃とで吹き出して笑いだした。
「カンジ悪!! 2人とも!!」
図星を差された優衣は、更に顔を真っ赤にして憤慨していた。
その様子を病室の外から見ていると、ふと晃と目が合った。



