親友という名の重み


中学3年生だった私は
女子バレーボール部に所属していた。

あるとき部のキャプテンだった
あやのがある理由で部を辞めてしまった。

その出来事がすべてのはじまりだった。

りこも私と同じバレー部に所属していた。

あやのが辞めたことにより、私をはじめとする
チームメイト全員は動揺していた。

そんな中、りこはあやののことと重なり
試合にでれない悔しさから、精神的に病んでしまった。
過呼吸になるりこを横目に泣くことしかできなかった私も
次第に精神的に病んでいってしまった。

それから何日か過ぎた、ある夜
りこから電話がきた。
「話したいことがあるから、今からあえる?」

私は会うことにした。

そのあとのことはあまりよく覚えていない。
あまりにも衝撃的だったから。

りこから告げられたことは、
「部活辞めることにした。」
のひとことだった。