「!?なにばかなことを言ってるの!?王に愛されるなんて幸せ、ないじゃない!!」

「私は、弓矢が好き。成香が好き。…でも、弓は、もう、握れない。成香には、もう、会えない。私は、もう、これ以上を探れない。見つけれられない。生きることに飽きたんだ。」


バシン。


部屋に平手打ちの音が聞こえる。
由美の頬は、赤くはれる。

手を振り上げた人は、ピース。