古龍〜いにしえの魔法〜

ありさ「私に...関わらないで....」



ありさの目には...涙が浮かんでいた




竜「逃がさねぇよ...

俺は..お前を逃がさない..」



ありさ「なんでそこまで私のことに必死になってるの......」

竜「お前の普段の態度と今の話を聞いて思ったのは...




誰とも関わらないことが..


迷惑をかけないことが.....


いいって言ってるように聞こえんだよ


ラファエル召喚したって友達に嘘ついてまで自分の友達を信用できねぇか?


お前が友達だと思っていなくても相手は友達だと思っているかもしれないのに



お前の行動は....周りの奴を一番傷つけてんだよ!」


ポタッ.....ポタッ...





ありさ「ちが....私...は....」




そして竜が私の心を


見透かすように言った




竜「お前は前向きに生きろ




周りにどう思われるとかそんなの気にすんなよ


堂々としてろよ。


お前が生き残りだってバカにする奴はいねぇんだから」



その言葉に私は...心が崩れたように体の力が抜け、床に腰を落とした



ありさ「竜....あり...がとう」





竜「...//!?おう...//」






なでなで...



そう言ってありさの頭を撫でた




ありさ「元気でたよ^ - ^」




竜「今度クラス対抗トーナメントがあるんだ。


その時には本気のありさと対戦させてくれよ?」


あまりにも...にこやかに微笑んだ竜は


とても

輝いていた



ありさ「..///わかった...//」


ありさ「覚悟しなさいよ....?手加減はしないわ!」


竜「あぁ、望むところだ^ - ^」


そう言った竜は早々とこの場から去っていった



竜に撫でられた頭は、妙な熱を帯びていてとてももどかしかった