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ー社会科資料室にてーー
さっき知らない子がここに来たとおもったら、一目散に逃げていった。
変な子・・・・・。
ん?
なにか落ちてる。
生徒手帳だ・・・・・。
さっきの男の子の生徒手帳。
「あははっ・・・・・変な顔〜」
生徒手帳に映る彼の顔が、緊張していたのか不気味な笑い方で映っていた。
「1年A組 相村 刹那か・・・」
髪も肌も色素が薄くて小さくて華奢な男の子だった。
「ふふっ・・・女の子みたいで可愛かったなぁ」
窓を見ると、朝の光がキラキラと差し込んでいた。
「今日は何だか違う1日になりそうな・・・・・予感!」
ニッコリと微笑み、社会科資料室を後にした。
