「野山さんも、もっとたくさん友達作ったほうがいいわ」 「え? 絵美ちゃん、友達たくさんいるの?」 私がそう尋ねると、絵美ちゃんは下を向いた。 両目にふわりと前髪がかかる。 あ……、聞かないほうが良かったかな……? 絵美ちゃんは微笑む。 「――――ええ、いるわ。『196人』」 え? 「じゃあ、また明日ね」 絵美ちゃんはにっこり笑うと教室から出て行き、廊下で待っていた男子と並んで歩いて行った。 友達が196人???? 一体どういうこと??