ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 10分くらい走ると、私は高校の近くにあるバス停に着いた。

 ちょうど到着したバスの前扉が開き、バスのステップを上がって、乗り込む。

 カードを機械のマークのところにピッと当てて、真ん中の1席ずつある席の1番前に座ると、鞄を両ももに乗せる。

 数分後、前扉が閉まり、バスが動き出す。


 先輩……。

 合格したこと伝えたら、目を覚ましてくれるよね……?


 20分くらいたった頃、バスが駅に到着した。

 二車線の道路を車が走っている。

 私は高架の下を歩いている人達を避けながら、走って駅に向かう。

 横断歩道を通り、立ち並ぶ店の前を走り抜け、階段を下りて、駅の中に入って行く。

 たくさんの人がいて、時に人にぶつかりながら走り、改札口の前に辿り着くと、機械にカードをピッと当て改札口を通り、階段を下りていき、サラリーマンの後ろに並んで電車を待つ。


 早く、電車来て。

 早く……!!


 そう思っていると、電車が駅に到着した。