ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


「そして、黒うさぎになった僕はっ」

 優人君は体を右にきゅっと捻ると、そのまま、黄緑色のSINE《サイン》ソードを右上に突き出す。

 雨瀬先輩は左に避ける。

「花嫁にトークを送り、グループ活動(SINE《サイン》ゲーム)を開始させた」

 優人君は黄緑色のSINE《サイン》ソードを左上に突き出す。

 雨瀬先輩は右に避ける。

「花嫁と友達にさせるのが目的で、まず、絵美に、自分のスマホを花嫁目掛けて落とさせた」

 優人君が1度目より高速スピードで黄緑色のSINE《サイン》ソードを右上に突き出すと、雨瀬先輩は瞬時に左に避ける。

「絵美が上手く友達になってくれたところで、次に僕は弟の風我のジュニアスマホを借りて、地面に落としておいた」

 優人君はそう言うと、高速スピードで黄緑色のSINE《サイン》ソードを左上に突き出す。

 雨瀬先輩は瞬時に右に避ける。

「花嫁達が見つけたところで、風我を登場させ、僕の名前が出るように仕向けた。そして、花嫁が僕のところにやってきた」

 優人君は目に見えないスピードで黄緑色のSINE《サイン》ソードを右上に突き出すと、雨瀬先輩は左にギリギリで避ける。

「僕はわざとニックネームで呼び、あだ名禁止令を破ったことにより、一週間停学になった」

 次に、優人君が目に見えないスピードで黄緑色のSINE《サイン》ソードを左上に突き出すと、雨瀬先輩は再びギリギリ右に避ける。

「瀬名前理事長も花嫁に会えて喜んでいたよ。ずっと会いたがっていたからね」


 そん……な……。

 わざとだったんだ……。