「僕はこの6人とグループを作り、6人に守られしうさぎという意味で、6(ろく)を反対に読んで、クロ。『黒うさぎ』というグループを僕は作った。雨瀬先輩に復讐する為にね」
先輩に復讐……!?
優人君は、タキシードから黄緑色と水色のスマホを1台取り出し、水色のスマホを雨瀬先輩の前に投げ捨てる。
「なんのつもりだ?」
雨瀬先輩が尋ねると、優人君は右手に持つ黄緑色のスマホの左側を見た。
左側には、音調整するボタンの下にSと書かれたボタンがあり、それを押す。
すると、ウィーンという音と共にスマホの頭から黄緑色の光の剣が出てきた。
「!?」
雨瀬先輩は驚く。
「これはSINE《サイン》ソード。スマホを開発した人達が研究に研究を重ね生み出した武器だ」
いつの間に、そんな武器が出来ていたの……!?
「このSINE《サイン》ソードは、玩具ではないから、実際に人を傷つける事が出来る。今のところまだ出回っていないけど、近々流行り、SINE《サイン》のように皆が使うようになると僕は思っているよ。僕が今投げたスマホも同じ機能がついている。そのスマホを持て。そして、どちらかが死ぬまで戦おう」
「冗談だろう?」
「冗談? 僕はスマホのアプリ《オセロ》で戦ったスマ王のように甘くはない!」
タキシード姿の優人君はそう言うと、右手を体側に引きつけ、黄緑色のSINE《サイン》ソードを垂直に構える。



