ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 優人君は、ふっ、と笑い、立ち上がる。

「――――まさか、ここまで来れるなんて。さすが、雨瀬先輩ですね」

 雨瀬先輩は、ぐっと右手に力を入れる。

「優人、君が黒うさぎだったんだな……」

 雨瀬先輩と優人君はじっと見つめ合う。

「違ってて欲しかったよ」

「……」

 優人君は、何も言わずにただ目を逸らす。

「今までのこと全部話してもらおうか」

「良いでしょう。6(ろく)うさぎ前へ!」

 優人君がそう言うと、黒うさぎのメンバー6人(水色のブレザー3人、青のブレザー1人、紺のブレザー1人、黒のモーニング1人)がスタッと私達の前に立ち並ぶ。

「面を外せ」

 6人は優人君に言われた通り、黒いうさぎのお面を外す。

 私の胸がズキンッと痛む。


 絵美ちゃん、

 笠原君、

 つむぎちゃん、

 凛ちゃん、

 結季さん、

 笠原先輩…………!