雨瀬先輩は、真っ直ぐな眼差しで私を見つめる。 「うさ葉がなんと言おうと、俺は付きそう。何かあってから後悔するの絶対嫌だから」 私の両目が潤む。 せんぱい…………。 私はぎゅっと雨瀬先輩の手を握る。 「……先輩」 「ん?」 黒うさぎのこと、一時でも忘れさせてくれて……。 「ありがとう……」 先輩、愛してるよ……。 心の中でそう言った時、私の携帯が鳴った。