ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 先輩………。

 何処にいるの………?

 先輩っ………。


 大声で叫んだつもりでも、声が出ない。

 必死で走ってアーチ型の長い通路を降りると、うさぎパークの中央の公園にある2つの鉄塔を目指して走る。

 そして、2つの鉄塔の間を走り抜け、両側に街路樹が広がった道を走っていると、

「――――ニゲテモ、ムダダ」

 後ろから黒うさぎの仲間がぴょーんっと大ジャンプをし、ドレスの上に乗っかってきた。

「きゃあっ!!」

 ――――ドサッ!!

 私はバランスを崩し、その場に倒れる。

 ペチャ………。

 ぺチャ………。

 黒うさぎの仲間は、まるでナメクジが這うように私の体中を這いまわった。

「ゃぁっ!!」

 黒うさぎの仲間の汗のヌベヌベ感が気持ち悪くてたまらない。