「うさ宛にトーク来てたからさ~。あんまりにも気持ち悪かったから削除して即ブロックしたけど。彼の方がよっぽど、ストーカーだよね」
先輩、後着いてくって言ってたけど、ここに来てるんだ……。
「――――では時間になりましたので、これで結婚式を終了致します」
司会者がそう言うと、
バンッ! とチョコレート色の扉が開く。
「次は披露宴だよ。行こうか、う~さ~?」
先輩っ……!!
私はヒールを脱ぎ捨て、
――――ダッ!!
両側に客席がある真紅のバージンロードの上を走って逃げて行く。
客席に座っている人達はざわざわと騒ぎだす。
「花嫁を捕まえろ!!」
優人君がそう言うと、全員スタッと立ち上がり、私を追いかける。
私は式場の扉から走り出た。



