ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


「そうだよ」

 私の両目から光が消える。


 この感覚……、覚えてる……。

 前、デートした日に瀬名君に裏切られた時と同じ感覚……。

 いや……、瀬名君の時よりも、ずっとずっと重い。


 世界が崩壊し、優人君との良い思い出がパリンッと割れて、消えていく――――。


 どうして……?

 ねぇ、どうして……、目の前にいるのが、笠原君じゃないの……?

 幼馴染の優人君なの……?

 こんな現実(リアル)なら、知りたくなかった。


「もっと早く気づいて欲しかったよ。中学の時からうさのことずーっと見てたのに」

「そんなの……、分かる訳ないよ……」

「だろうね。うさは僕のこと幼なじみ(ただの友達)としてしか見てなかったもんね」

「……」

 私は黙る。