そして、5日後。 「うさ、待って」 6限の音楽の授業が終わり、音楽室を出たところで優人君に話しかけられた。 「優人君?」 私は首を傾げる。 なんだろう? 「あのさ、良かったら来週の日曜日、遊びに行かない?」 「え?」 遊びに……? 「友達からチケットもらってさ。ピアノの練習ばっかりしててもあれだから、たまには息抜きしてきなよって言われて」 「そうなんだ。じゃあ、みんなで……」 優人君の眉が下がる。 「チケット、2枚しかなくてさ……」