ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 私の目から涙が浮かび上がる。


 もう……だめ……。

 せんぱっ……。


「うさ葉、いるか!?」

 雨瀬先輩の声が聞こえた。


 せん……ぱい……。


 男は私の口からとっさに手を離す。

「ぷはぁっ……」

 息を吸うのが楽になった。

「いるなら返事してくれ!」

 私の目から一筋の涙が零れ落ちる。

「うさ葉、いないのか!?」

「せっ……」

 私がそう言いかけると、男はまた私の口を塞ぐ。

「ん!!」