ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 私は男の手を見る。


 あれ……なんだろう……?

 男の人の手にしては小さいような……。

 ……もしかして、女の人?


 男は顔を近づけ、「にぃぃっ」と言った。

 その言葉が余りにも強烈で、ガクガクと足が震える。


 もう……だめかも……。


 私はぎゅっと自分の手を握る。


 でも……。

 でも……!

 諦めたくない……!!

 な、なんとしてでも、に、逃げなきゃっ……!!