つん。 え……。 私は落ちている本に躓いてその場でドサッと倒れる。 後ろから追いかけてきた男は、私の上に乗っかって来た。 「ゃっ……!」 ――――ドンッ! 私は男を突き飛ばす。 男は体制を崩し、図書館の出口の方に倒れ込む。 私はゆっくりと起き上がる。 出られなくなっちゃった……。 でも……逃げ……なきゃ……。 私は男に背を向ける。 そして、擦り剥いた膝の痛みを感じながら再び走って逃げるも途中でふらつき、本棚と本棚の間で崩れ落ちてしまう。 「はぁっ、はぁっ」 く、苦しい……。