ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


「僕ノ花嫁」

 目の前に映るカーテンから、黒いうさぎのお面を被った制服(水色のブレザーに水色のチェックのズボン)姿の男が出てきた。

 その瞬間、私はぴくりと全身を震わせた。

「――――!!」

 男は威厳を放っている。


 この高校の制服を着てるってことは……黒うさぎってここの生徒だったの……!?


 男は私に近づいてくる。

「まっ……まっ……」


 怖い……。

 だけど……聞かなきゃ……。


 私はぎゅっと自分の手を握る。

「まっ、真壁君はどこ……!?」

「アレハ、嘘ダヨ。花嫁ヲ呼ビダス為ノ」


 そ、そんな……!!