ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 しばらくして、1階の下駄箱の前に着いた。

 私はスマホをブレザーの右ポケットに入れると、下駄箱で靴に履き替え、走って玄関から外に出て左に曲がる。

「うっちゃん?」

 誰かに呼ばれた気がしたけど、そのまま真っ直ぐ必死になって走っていく。

 すると、事務局の向かい側にある4階建の図書館が目に映った。


 図書館……!!


 私は図書館の近くで立ち止まる。

 はぁ、はぁ、と息を整え、図書館の扉の前に立つと、ウィーン、と自動扉が開く。


 え、確か今日、休館日だったはずなのに、どうして扉が……!?

 黒うさぎが開けたのかな……。


 私は恐る恐る図書館の中に入ると、広い図書館の中を見渡す。


 ここに真壁君、いるんだよね……?

 探さなきゃ……。