ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 私の顔が青ざめる。


 そんな……!

 早く助けに行かなきゃ!!


 私は椅子からガタッと立ち上がる。

「野山?」

 不審に思ったのか、犬垣君が声をかけてきた。
 
 私は何も答えずにスマホだけを右手で持ったまま、ダッ!と走り出し、教室を出ていく。


 真壁君、お願いっ。

 どうか、無事でいて――――……!