ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


「あんたって、溜め込むくせあるよな。いい加減、学習して直せよ。マジでイライラすっから」

「ご、ごめんなさい……」

「まぁ、そんなことはいい。早く話せよ。聞いてやっから」

「じ、実は……」

 私は昨日の笠原君の事を話す。

「笠原が黒うさぎ? マジかよ……って笠原のことなんも知らねぇけど」

「でも、まだ確定じゃないから……。み、見間違いかもしれないし……」

「何、かばってんだよ? ほんと、イラつくわ。あんたのそういうとこ。とにかく、瀬名達に俺から話しとく。これ以上、引っ掻き回されるのたまんねぇからな」

 私の頬が熱くなる。

「う、うん、ありがとう……」

 真壁君は右腕で赤くなった顔を少し隠すと、

「……マジで今日は暑い」

 そう言って、少しだけ微笑む。

 眩しく熱い光が私達を照らしていた。