ごめんね、先輩。 我儘(わがまま)言って困らせて。 でも、私は先輩と……。 先輩と一緒にいたいよっ……。 「……じゃあ、一緒に何か食べる?」 雨瀬先輩は、優しいバリトンの声で尋ねてきた。 えっ……。 い、一緒に……? う、嬉しいっ。 私がコクンッと頷くと、雨瀬先輩は立ち上がる。 そして、ぽんっと私の頭に手を乗せる。 先輩のぽん、好き……。 「少し待ってて。作るから」 雨瀬先輩はそう言うと、部屋を出て行く。