ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 絵美ちゃんが口をゆっくりと開く。

「……姉さん」

「ん?」

「前から聞きたいことがあったのだけれど、今、聞いてもいい?」

 絵美ちゃんは真剣な表情で尋ねる。

「なあに?」

「姉さんって……好きな人……いるの……?」


 絵美ちゃん!?!?


 結季さんはかぁぁっと顔を赤らめる。

「え、絵美、す、好きな人って……」

「言いずらい質問をしてごめんなさい……忘れて……」

「…………いるよ、好きな人」


 えっ……?


「私ね……、雨瀬君が好きなの!!」

 結季さんはそう言うと、突然、グィッと雨瀬先輩の顔を掴み、唇を奪った。