「来てくれてありがとな」 私の頬が熱くなる。 「い、いえ……。そ、それより、優人君が先輩の伴奏者なんてびっくりしましたっ」 「あれ? 言ってなかったけ?」 「はい。優人君は?」 「ここの学長のとこに行ったよ」 それを聞き、少し残念な気持ちになる私。 「そうですか……」 優人君にも会いたかったなぁ……。 そう思っていると、私の脳裏に茶髪の男性の顔がぼんやりと浮かぶ。 ……あ、そうだ! 「せ、先輩、あ、あのっ」 「ん?」