「……」 犬垣君は何も言わず雨瀬先輩の肩に腕を乗せる。 雨瀬先輩はそのままゆっくりと立ち上がる。 「部屋は?」 「この先の突き当たり」 雨瀬先輩は自分の肩に犬垣君の腕を乗せ、支えたまま真っ直ぐ歩いていく。 先輩がいてくれてよかった……。 私とみっちゃんは後を着いていく。 雨瀬先輩は犬垣君の部屋の前に着くと、 「悪いけど、扉開けてもらえる?」 とみっちゃんに言った。 みっちゃんがガチャッと扉を開ける。 学習机とベットしかない………。 シンプルな部屋だなぁ………。