ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


『なるほどね。それは心配だな』

『はい、それで、放課後お見舞いに行きたいのですが、いいでしょうか……?』

『それは良いけど、うさ葉、犬垣君の家知ってるのか?』

 私はハッとする。


 そ、そうだ……!

 私、犬垣君の家知らない……。

 ど、どうしよう……。


 ふと私の脳裏にみっちゃんの姿が浮かぶ。

『いえ、知らないです。でもみっちゃんなら知ってると思います……』

『じゃあ、3人で行こうか……ってごめん、呼ばれたから切るね』

『はい』

『じゃあ、放課後、いつもの場所(校門の前)で』

 プープープー。

 通話が切れて私は携帯をじっと見つめる。