「うさ葉……?」 私の体が微かに震える。 雨瀬先輩が私の頭をぽんぽんと撫でながら、 「どうかした……?」 と、尋ねてきた。 その言葉で、恐怖感が少しだけ和らいだ。 私は何も答えず、雨瀬先輩の胸に顔を埋めたまま、両目を閉じる。 温もりを感じながら、大粒の涙が頬から滑り落ちていく。 雨瀬先輩は私をぎゅっと抱き締め、無言で私の頭を撫でていた。