「笠原君……」 ど、どうしよう……。 何を話したら……。 「あっ……あのさ……SINE《サイン》で話しても……いい……?」 笠原君がおずおずと尋ねてきた。 「え?」 「こういう……人が通る場所で話すの……苦手で……」 「わっ、分かった……」 ピンポン♪ 私のスマホから音が鳴る。 私はブレザーのポケットからスマホを取り出して、メッセージをタップし、SINE《サイン》のトーク画面を開く。 4/27(月) 笠原 『先週はごめん。』 11:13