しんっと辺りが静まる。 「せ、先輩、ありがとう。もういいです」 「でも」 ――――ウィーン。 自動扉が開く。 ミルクティー色のサラリとした長い髪に前髪パッツンの女性が自動扉から出てきた。 わわっ、綺麗で可愛い人……! ハーフ……かな……? 雰囲気は、絵美ちゃんに似てるかも……。 「雨瀬君!」 「佐熊」 えっ……?