ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


 バイクの運転手は、絵美ちゃんの存在に気付いてないのか、そのまま真っ直ぐ走ってくる。

「絵美ちゃんっ、危ないっ!!!!」

 私は大声で叫ぶ。

「えっ……」

 バイクのヘッドライトに照らされる絵美ちゃん。

 私は手を伸ばす。

「絵美ちゃん!!!!」

 そう叫んだ時、携帯が後ろから物凄い速さで飛んできた。

 その携帯はバイクの運転手の顔にスコーン!! と当たり、当たった衝撃で運転手はバランスを崩し、急ブレーキをかけた。

 その反動でバイクは横転し、運転手はバイクから飛ばされる。

 そしてバイクは、ギィィィガガガガ、と絵美ちゃんの目の前を滑りながら、反対車線を飛び越え、街路樹に突っ込んだ。

 ボカァァァンッ!!!!

 余りの衝撃を受け、私の心臓はバクバクしてその場から動けなくなった。

 ガクッ……。

 絵美ちゃんは、その場で崩れ落ちる。


 絵美ちゃん!!!!