それから時間が過ぎ、放課後。私は鞄を持って絵美ちゃんを追いかけていた。
「絵美ちゃん、待ってっ!!」
外は、ぽつぽつと小雨が降っている。
「待ってよっ!!」
「……」
絵美ちゃんは、スマホでSINE《サイン》をやりながら校門を出て右に曲がる。
私は後を追う。
歩道の右側には木々が生えていて、左側は2車線の道路になっている。
「話があるのっ!!」
「……」
木々で少し隠れた体育館の横を通ると、左側に横断歩道が見えてきた。
「絵美ちゃんっ!!」
「あ~もうっ! うるさいわね!! ついてこないで!! 話しかけてこないで!!!!」
絵美ちゃんは横断歩道を渡り始める。
すると、右側からバイクが走ってくるのが見えた。



