それから、保健室を出て、下駄箱で靴を履き替え、校門の前で待つこと10分。
校門の近くにセンチュリーが停まった。
わわわわっ。
大きな車だっ……!
すごくかっこいいっ……!
50代くらいのスラッとした男の運転手がセンチュリーから降り、
「――――お坊ちゃま、お待たせ致しました」
瀬名君の前でそう言った。
「遅い」
「申し訳ありません」
運転手は、後ろの扉を開ける。
「お乗り下さい」
私は瀬名君と一緒にセンチュリーの中に乗りこむ。
運転手がバタンと後ろの扉を閉め、運転席に戻ると、扉を閉め、車を出した。
センチュリーがゆっくりと動き出す。



