瀬名君はスマホをブレザーのポケットから取り出す。
「佐熊絵美は、『黒うさぎ』というグループに加入してる」
そう言うと、瀬名君は私にスマホの画面を見せてきた。
私はゾクッとする。
瀬名君のスマホの画面には、グループ画像と黒うさぎのメンバーリストが表示されている。
グループ画像、黒いうさぎの顔、半分お面で隠れてて、もう半分は骸骨の顔になってる……。
き、気持ち悪い……。
私は画像から目を反らして、メンバーリストに注目する。
確かに、絵美ちゃんの名前がある……。
「ここに入るのは、簡単だったよ。オレ、何台もスマホ持ってるからね。ただ、グループは《上限200人》だからタイミング逃してたら入れなかったかもしれないけど」
「……」
私は何も答えない。
前に、『友達ってどうしたら196人も作れるのかな』って犬垣君に質問したら、『SINE《サイン》上でなら、いくらでも作れると思うけど?』って言ってたけど、絵美ちゃんが言っていた『196人の友達』って……このことだったの……?



