ケータイうさぎと意地悪先輩。FINAL


「思ってたより、ひどくないね。当たり所が良かったのかも」

 瀬名君はそう言うと、棚の中からシップ薬と消毒液を取り出す。

 そして、シップ薬のビニールをビリッと剥がし、私の背中にシップ薬を貼る。

「出来たよ」

「あ……、ありがとう……」

 そうお礼を言うと、瀬名君は私の足に触れる。

 私はどき! っとする。

「せ、瀬名君?」

「擦り剥いてる」

 瀬名君はそう言うと、消毒用の液体スプレーをかけ、絆創膏をぺたりと貼る。

「ハイ、終わり」

「あり……がとう……」

 私は白いブラウスをスカートの中に入れ、ブレザーを着る。

 すると、瀬名君は急に真面目な顔をする。

「……ストーカーのこと、犬垣から聞いたよ」

「犬垣君から……?」