瀬名君が戻ってきた。 「お待たせ。じゃあ行こう」 瀬名君はそう言うと、鞄を持った私をひょいっと持ち上げる。 !?!? 「え、瀬名君!?!?」 「軽っ。さっすが、小学生だね」 瀬名君はにっこりと笑う。 しょ、小学生!?!? 「私は小学生じゃな……」 ぽたぽた……。 私の両目から大粒の涙が零れ落ちる。 「あ、あれ……? どうして……」 「泣き虫」 瀬名君はそう言うと私をお姫様抱っこしたまま、保健室へと向かった。