午前中の授業も終わり、昼休み。私は机に伏せていた。 犬垣君も絵美ちゃんも昼休みになった途端に教室から出て行ってしまった。 ううっ。 どっ、どうしよう……。 学食にはみっちゃんやみんながいるから行けないし……。 「野山」 声をかけられて、机から顔を上げる。 「犬垣君……」 いつの間に戻って来たの? 犬垣君を良く見ると、左の目の上に絆創膏が貼られている。 「犬垣君、目の上、どうしたの?」 「別に」 別にって……。