私は笠原君と別れて、3年B組の教室に戻ると、絵美ちゃんと犬垣君が一緒に昼ご飯を食べていた。 キョロキョロと見渡すと、先生はいない。 よし……。 私はすぅっと息を吸う。 「え、絵美ちゃん」 「何? 野山さん?」 「笠原君が体育館裏に今すぐ来て欲しいって……」 「笠原って誰?」 絵美ちゃんは首を傾げる。 「3年F組の笠原草馬君って知らない? 片目前髪で隠れた……」 「ああ、そういえばそんな子いたっけ。2年の時同じクラスだったわ」 同じクラスだったんだ……。