極道娘の日々



ーーーガララッ



「おら座れお前らー」



担任の矢澤昴が入ってきた。


するとさっきまで煩かった教室内が一転してシンっと静まり返った。



「あー出席を…って面倒いからいいや」


担任超適当だな…


「えっとー、何だ、またあいつら遅刻かぁ?はぁぁ、…ったくよぉ、いい加減俺の時間くらいは来いって…」


担任がそこまで言いかけた時だった…




ガラっ!


あいつらが入ってきた。




「こらてめぇら!少しは銀火龍の幹部だって自覚をもてつってんだろーが!毎度毎度遅刻なんかしやがって!」

「昴さん、んな怒んないでよー」

「そうそ〜、俺達が遅刻なんて何時ものことでしょ〜?」

「それに俺達を幹部に推薦したのって昴さんじゃないっすかー!今更なことで怒んないでくださいっすよ!」

「…てめぇら(殺気)」

「昴さんが怒ってる〜、きゃーこわ〜い!」



担任を馬鹿にする男達。

この人をこんなふうに怒らせることができるのはこいつら以外にはいない。



因みに矢澤昴は、元銀火龍の幹部。


かなり強かったらしいが、今は歳をとって衰えているらしい(噂だけど)