極道娘の日々



〜銀火龍Siad〜



3人が居なくなる時、幹部達は既にあの幸乃がカタギじゃないことは分かっていた。



「なぁ、あいつらって“そっち”の人間だったんかな?」

「どーだかな!それより俺は何で俺だけ殴られなきゃいけなかったのかが納得いかないんだよっ!」

「まぁね、いくら相手がおばさんでも女っていうのはかなり面倒くさい生き物だからね、怒る人は怒るんじゃない?」



溜息交じりに言う朝比奈楓。



「それより、早く用事済ませて帰ろうぜっ!腹減ったし疲れたし、何より痛いんだよっ!」

「痛いのは健一だけじゃね?」

「そりゃ俺が殴られたからな!!」



ぶつくさと文句を言いながら歩く健一を後ろを歩く流季達が笑いながらついて行く。

そのまた後ろを難しそうな顔でついててく猪野丈太。



「丈太?んな顔してどったの〜?」

「……別に」

「んも〜相変わらずクールだね〜」

「…うざい」



氷のように冷たい目。


あの時から笑うことをしなくなった。




だから丈太はイラついていた。