「肌は白くてスベスベだし」
「小柄なのに出てる所はちゃんと出てるなんて、本当若いって羨ましいわ〜っ」
「ちょっ、え、何!?」
「このフリルのワンピース、わたしみたいに身長高いと絶対に合わないしっ、紅音だからこそ似合っちゃうんじゃん!」
「そうやな、あたしもあと30若かったら着れたかもしれんわ〜」
「いや、あのっ…2人とも目大丈夫?」
「「いたって普通だけど(やで)」」
ねー♪っと手を合わせハモる2人。
…いつの間にそんなに仲良くなってただろ…
「それより、はよ行かんと、時間なくなるで?」
「そうですねっ!紅音も早くっ、…ひゃっ」
あたしを呼ぼうとした実里がちょうど後ろを通った人にぶつかった。
「たたッ…あっ、すみませ……」
そこまで言ってピタリと止まった実里。

