「幸乃ばかりズルいじゃないかー!」
「あら、あなたは毎日見てるんでしょにたまにはあたしにも譲ってくださいな」
「そうだよ純也さん、あたしだってたまには幸乃さんといたいんだから邪魔しないでよー!」
「なっ、紅音までそんな〜(泣)」
な、なんか…凄い家だな…
「あ、紅音…?」
「あっ、そうだった!純也さん、この子が実里!」
「そうかそうか、君が篠原実里さんか。私はそこの紅音の義理の父でありここ“柊組”の組長だ、よろしくね」
にっこり笑うその顔はとても一つの組織を率いる人とは思えない程穏やかだった。
「えと、篠原実里ですっ!いつも紅音にはお世話になってます!よ、よろしくお願いしまひゅっ、…あっ!/////」
「はははっ!元気があっていいな!」
「本当、紅音ちゃんの友達ってみんなこうなのかしら?」
「す、すすすみましぇ…ッ、!!/////」
「「あはははっ!」」
わ、笑われたっ…美形2人にめっちゃ笑われたっ!!//////
「っ、//////」
「はははっ、ひーっ、腹痛てぇ…ッ」
「あんた笑すぎやでっ…ふふっ」
「ちょっとも2人とも!実里が困ってるじゃん!」
「いやぁ、すまんすまん!」
…何か、楽しそうだな…

