「実里、あたし先生に言ってくるけど1人で大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、ありがと」
「ん、じゃあまた後でそっち行くから」
そう言ってその場から離れ職員室へ向かった。
ーーーーコンコンコンっ
「先生」
「あ?どうした柊ー」
あ、忘れてたけどあたし本当は苗字違うけど今は“柊”ってなっている。
「あの、みさ…篠原さんが体調崩して今保健室にいるんですけど」
「あーはいはい、じゃあ家には俺が連絡入れとくから…」
「あ、それは大丈夫です」
「は?いくら俺が面倒くさがりだからって一応教師だぞ?連絡しないわけにはいかんだろー」
「その事なんですけど…」
その後、さっきの実里の様子を担任に伝えると…
「んー…それを聞く限り、多分家庭内で何かあるのは確かだなー…ふわぁぁ〜」
欠伸しながら言う担任。

