その理由はまだ聞けてはいないが、多分それ以上は聞いちゃいけない気がする。
「あーもうっ、あいつら見てるだけでイラつくッ」
「まぁまぁ、…にしてもあの人達が朝教室にいるなんて珍しいね。やっと授業受ける気になったのかな?」
「んなこと知らんわ、てか一生来なくてよかったつぅのッ」
かなりご立腹な実里さん、綺麗な顔が歪みに歪んで台無しだ。
「んじゃあこいつらも来たことで、今日は席替えすっぞー」
席替え?そんな面倒な事あの担任がやるなんて…今日は雪でも降るのか?
「せんせー、何で今更席替えなんてするんですかぁ?」
「んぁ?あぁ、そりゃあいつらをバラバラにするためだよ」
あいつら、バラバラ…?
担任が指差した方には後ろのど真ん中で固まる幹部の人達の席。
「お前らが同じ場所で溜まってると色々面倒なんだよ、だから今から俺が作ったくじ引きで決めんぞー」
あぁ、なるほど…
「あぁーやだやだ、もうあいつらの近くになったらわたし登校拒否するわ」
「そんな大袈裟な、それにこれだけ人数いれば可能性は低くなるじゃん」
「そうだといいんだけどー」
そしてくじ引きが始まった。

